朝英語の会@京阪神~The Japan Times紙記事について議論する

朝英語の会@京阪神(京都・大阪・神戸)のブログページ。 次回の「朝英語の会大阪梅田・神戸」のテーマに関連する日本語及び英語記事を紹介しています。これまでに行ったワークショップの詳細や参加者の様子もアップしています。参加前に読んでおくと、テーマの背景や関連の英語の語彙を知ることができます。

10/11(木)グローバル社会でのアイデンティティと国籍: The New York Times紙、東京支局長からのメッセージ

トリバゴ

 

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Photo by Anderson W Rangel on Unsplash

 

アイデンティティと国籍」に関しての追加記事 注目を集めていた沖縄県知事選が終了し、日米ハーフとして沖縄で生まれ育った玉城デニー氏が初当選を果たしました。このニュースを受けて、米国生まれで現在The New York Times紙の東京支局長を務めるMototo Rich氏も日米両国で育った経験から大坂なおみさん、玉城デニー氏など、日本でハーフと呼ばれる人のアイデンティティレイシズム、純血主義について語っています。

 

Naomi Osaka, a New Governor and Me

https://www.nytimes.com/2018/10/06/sunday-review/naomi-osaka-mixed-race-japan.html

 

日本でも米国でも「よそ者」として扱われた過去の経験は多くの移民や帰国子女に通じるものがあると思います。

 

 

10/11(木)朝英語の会梅田のテーマ:グローバル社会でのアイデンティティと国籍

【TripAdvisor】

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10/11(木)7:30AM~ 朝英語の会梅田@スタートアップカフェ大阪で利用するThe Japan Times紙の記事の電子版が配信されました。全米女子テニス選手権に20歳で優勝という快挙を成し遂げた大坂なおみ選手の来日記者会見時に記者の質問から話題を呼んだ「アイデンティティー」「国籍」がテーマです。紙版は10/2(火)に発売されましたが、電子版は以下のサイトから閲覧可能です。

  

Let’s discuss Naomi Osaka’s nationality

https://www.japantimes.co.jp/life/2018/10/01/language/lets-discuss-naomi-osakas-nationality/#.W7Yx_2gzbIV

 

米国在住の作家・翻訳家の渡辺由佳里氏の寄稿文「プロスポーツが教えてくれる多様性社会の変化」は様々な国籍を持つ才能が集まるプロスポーツ界におけるアイデンティティと国籍の関係について分析を試みています。一方五輪のようなアマスポーツの国際試合は国別対抗戦になっているため、国籍が注目を集める結果となります。そして、様々な人種的ルーツを持つ個人のアイデンティティと国の代表選手としてのナショナリズムとは何かを改めて考えさせられる機会となっています。 

 

プロスポーツが教えてくれる多様性社会の変化

https://cakes.mu/posts/22600

 

しかしながら、記者会見とメディア報道を見る限り、いまだに日本人の多くは「国籍=人種=アイデンティティ」と無意識に考えている様に見えます。しかし、移民国家の米国、カナダ、豪州でなくても、EU圏内ではメンバー国の国民であれば、国境を越えた移動の自由が認められているため、各国で外国人の就労が当たり前になっています。多様性社会がスタンダードになりつつある世界で個人のアイデンティティとは何か? 近年、多様性社会が進展する日本でも、個人主義、国家の役割とは何かについて考えさせられるニュースが相次いでいます。

ニューヨーク在住の堂本かおる氏も「アイデンティティ」に関して興味深い記事を書いています。

 

大坂なおみ選手のアイデンティティ~「ハイチ系の家庭で育ちました」

https://wezz-y.com/archives/58857

 

また、確固とした自我を確立するためにも アイデンティティー は重要で、様々な社会運動に欠かせないファクター(労働者、マイノリティー、女性、LGBT等)として認識されています。ベストセラーとなったThe Power of Identity (by Manuel Castells) に代表されるように欧米の社会科学では アイデンティティ政治学社会学・経営・自己啓発のコアになる概念です。しかし、その重要性にもかかわらず、多くの日本人が考えるアイデンティティは、いまだ驚くほど矮小な概念であると言えます。

 

Book Review: The Power of Identity (Manuel Castells)

https://networkmovements.wordpress.com/2012/03/06/book-review-the-power-of-identity-manuel-castells/

 

また、アイデンティティナショナリズムが政治に与える負の影響も見過ごせません。下の記事のタイトルのEnglishnessを日本人らしさと置き換えてみると、近年の多様性社会における外国人差別の心理を理解できるでしょう。

 

Nationalism, racism, and identity: what connects Englishness to a preference for hard Brexit?

http://blogs.lse.ac.uk/politicsandpolicy/englishness-racism-brexit/

 

やや難解なテーマですが、皆さんの活発な議論を期待しています。

 

 

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9/27 (木)朝英語の会梅田のテーマ:関西国際空港と災害対策

旅行の前に口コミチェック!

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Photo by Yiran Ding on Unsplash

9/27 (木)朝英語の会梅田@スタートアップカフェ大阪で利用するThe Japan Times紙の記事が発表されました。テーマは今月の台風で大きな被害を受け、いまだフル稼働には至っていない関西国際空港についてです。今回の政府の対応は適切だったのでしょうか。記事は以下の頁からダウンロードできます。

 

Let’s discuss damage to Kansai airport

 

https://www.japantimes.co.jp/life/2018/09/17/language/lets-discuss-damage-kansai-airport/#.W6IysOgzbIV

 

また、以下の記事の中には、西日本の空の玄関口として、近年観光客の流入と物流の拠点として大きく成長している関西国際空港の経済活動に関する統計が含まれています。

 

Typhoon Jebi a Hard Blow for Kansai International Airport

https://www.nippon.com/en/features/h00284/#.W5998eYy1TM.twitter

 

記事の中でも、言及されていますが、関西国際空港が現在の泉州沖に決まった理由はいくつかあります。まず、軍用空港からの転用で関西の国際空港として機能していた伊丹空港が住宅地と隣接していたため、騒音などの問題で夜間の飛行が禁止になり、新たに24時間運営できる国際空港が必要になった事です。そして、関西地域での地域間格差を縮小するために、ビジネスの集積が少ない泉州沖に新空港が建設されることになったのです。

 

一方、当初から関西国際空港の立地には自然条件の点から根強い反対論がありました。横風の影響を受けにくい神戸空港と違って、本土と一本の橋で繋がっている空港島は、強い横風が吹くと列車の運行にも障害が出ると言われています。また、計画当時はここまで気候変動が進展するという認識はなかったので、空港を取り巻くインフラも含めて、台風に対しての脆弱性も指摘されています。今回の台風被害を受けて、空港までの道路の完全復旧は2019年の5月との発表がありました。

 

迷走50年、日本の空港「非効率の極み」

https://president.jp/articles/-/20629?page=2

 

Typhoon Jebi: Japan scrambles to evacuate thousands from Kansai airport

https://www.sbs.com.au/news/typhoon-jebi-japan-scrambles-to-evacuate-thousands-from-kansai-airport?cid=news:socialshare:twitter

 

また、ハード・インフラへの被害だけでなく、今回の災害で大きな批判を浴びたのが、災害時の空港の管理体制、中央政府自治体との連携、情報発信などです。

 

Kansai airport reopens runway 10 days after typhoon flooding

https://www.japantimes.co.jp/news/2018/09/14/national/kansai-airport-reopens-runway-10-days-typhoon-flooding/#.W6JFFugzbIV

 

関西には豊かな文化と多くの観光資源があり、今まで東京に集中していた投資が観光の発展とともに関西やその他の地方にも向けられるようになりました。今回の災害を契機として、今一度、災害に強いまちづくりを実現したいものです。

 

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9/13(木)朝英語の会梅田のテーマ:「空飛ぶ車」実用化に向けて

 

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Photo by Hamish Clark on Unsplash

 

9/13(木)7:30AM~ 朝英語の会梅田@スタートアップカフェ大阪で利用するThe Japan Times紙の記事が発表されました。記事は以下の頁からダウンロードできます。

 

 

 

Let’s discuss flying cars 

https://www.japantimes.co.jp/life/2018/09/03/language/lets-discuss-flying-cars/#.W5UNR-gzbIW

 

テーマは「空飛ぶ車の実用化」です。昔見た映画やSF小説の光景が現実として我々の前に次々登場して来る時代になりました。空飛ぶ車はテクノロジーの面では限りなく実用化に近づいてきており、既に複数のメディア記事が実態を動画を含むニュースで報告しています。

 

Silicon Valley Company Preps Affordable Flying Car for 2019

https://www.youtube.com/watch?v=VIygDyKMVwM&feature=youtu.be

 

BlackFly Wants To Be The Flying Car You Can Finally Buy Next Year, And For Cheap

https://www.forbes.com/sites/ericmack/2018/07/12/opener-blackfly-wants-to-be-vtol-flying-car-you-can-buy-next-year/#17e309084216

 

 空飛ぶ車の開発で日本はUberやAirbusと一緒に他国に先駆けて運用のルール作りを計画しています。航空産業では欧米が世界の法規制と市場の主導権をいち早く握ったから、日本企業が当該分野で出遅れたという認識が中央政府にはあるからです。経済産業省は空飛ぶ車の開発を進める理由として、渋滞の緩和、災害時の僻地での有効利用、観光等をあげています。

 

しかし、実際問題として、災害等の利用は別にして 空飛ぶ車が増え、空中で渋滞が起こり、青い空が見えないという事態を我々は受け入れることが出来るでしょうか?また悪天候だと空の事故の危険性は極めて高く、事故が起これば当然飛行機なら大惨事です。現状では空飛ぶ車の飛行にはパイロットの資格が必要です。その資格が今後緩和され、低価格が進行したとしても、その普及は現実的でしょうか?

 

 実はこの問題は交通計画を含む都市計画からも考えていく必要があります。欧米、特に欧州の都市計画は市場経済による土地利用並びに適正な資源の分配の失敗から始まっています。産業革命以降の工業化により、欧州では人口が都市部に集中し、様々な社会・環境問題に直面します。都市の労働者階級の住民は生命を脅かす水・空気の汚染、快適な住宅の確保に長年悩まされることになります。一方、通勤など様々な移動交通を確保する手段として、米国では公共交通の代わりに道路が建設され、自動車による移動が一般的になるのですが、これが後に環境問題や地域格差、虫食い的な土地利用など様々な問題を引き起こす要因になってしまったのです。

このため、都市計画、特に交通計画の分野では、自動車交通が増えるからと高速道路を建設すると、新しい需要が喚起され、以前より更に自動車利用が増え、結局ボトルネックの解消には繋がらず、環境問題の悪化につながるだけという考え方が一般的になっています。

 

CityLab University: Induced Demand

 

https://www.citylab.com/transportation/2018/09/citylab-university-induced-demand/569455/?utm_campaign=city-lab&utm_content=edit-promo&utm_term=2018-09-06T21%3A31%3A33&utm_medium=social&utm_source=twitter?utm_source=twb

 

 日本でも郊外化が進んで都市中心部の人口が大きく減少した時代がありました。そして、地方自治体は都心部の小中学校を次々、廃校にします。しかし、近年、都心部の土地利用の緩和により高層マンションが立ち並び、また女性の社会進出により職住近接を求める声が高まると、都心部へ移り住む労働人口が増え、今度は逆に都心部の学校が不足し、新たに学校用地の確保・建設を検討しなければならなくなりました。少なくとも欧州の都市計画はこの市場経済における土地利用の外部不経済を規制・誘導する方向で発達してきたのですが、日本はこの規制が著しく弱く、そのため地方自治体は不要なインフラ投資を迫られています。

このように技術の革新の現実世界への応用、特にインフラの整備に関しては、我々は様々な環境・社会面のインパクトをあらゆる面から想定して、慎重にその導入を検討する必要がありそうです。

 

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TOEIC Listening & Reading Test 新形式模擬試験及び解説のご案内 9/23 & 10/28

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大学センター試験のモデルとなり、就職や企業内のキャリアアップに必要不可欠となっているTOEICをもっと楽しく、効率的に勉強してみませんか?多数の企業が海外市場に進出する今、TOEICは多くの企業で幹部候補選抜の指標として使われています。 

 

Global Agendaの講師陣はこれまでに出席者のスコアを数週間で大幅に引き上げた実績があります。特に顧客のひとつである日本を代表する大手企業の管理職及び入社前研修では、我々から指導を受けた生徒のほぼ全員が800点の目標を短期間でクリアしています。当校のコースでは大学生、社会人に人気のTOEICを20時間の指導で100点から250点までの点数アップを狙います。

 

過去の参加者の方の感想は以下の頁から閲覧できます。

 

https://www.global-agenda-21c.com/toeic

 

 

日時:  2018年 9月23日(日)13:00-21:00 (1時間休憩)

 

     2018年10月28日(日)13:00-21:00 (1時間休憩)

 

場所:兵庫県中央労働センター

〒650-0011 兵庫県神戸市中央区下山手通6丁目3番28号

 

TEL:078-341-2271

FAX:078-341-7332

URL:http://hyogo-churou.com/

 

兵庫公館の近くです。先回は参加者で内部を見学しました!

 

 

最寄駅:     

神戸市営地下鉄「県庁前」駅西出口    西へ徒歩 5〜7分

神戸高速鉄道「花隈」駅東口  北へ徒歩 5〜7分

JR西日本/阪神電車「元町」駅西口   西へ徒歩 10〜15分

  

参加対象者:TOEICレジスタードマーク Listening & Reading Test新形式受験予定者

 

 

特別価格 テキスト代含む 14,000円(1日)!(通常価格:24,000円)

 

​     *早割り価格 12,000円 ~ 12,700円

 

​​     *学割価格(要学生証)    9,900円

 

     *過去参加者(2回目以降)  9,900円

 

 

        

【内容】   

 

TOEICレジスタードマーク Listening & Reading Test新形式模儀試験(120分)

②リスニングのポイント解説

③文法-30問を10分以内に終えるには

④長文問題:速読のスキル―ここで得点に大きく差がつく!

 

詳細は下記までご連絡ください。ウェブページからの申し込みも可能です。後日対策指導をご希望の方には下記のコースをご用意しています。個人指導の場所はご相談に乗ります。

 

【申込】https://www.global-agenda-21c.com/toeic

 

個人指導:60分につき7,500円

集団指導:60分につき3,000円から

 

 

グローバル・アジェンダ〔Global Agenda〕

〒650-0011 神戸市中央区下山手通2-13-3 建創ビル9F 

 

代表:Kuniko Shibata, PhD (柴田邦子)

 

Tel:  (050) 5899-5753

Fax: (050) 3730-1233

mobile: 080-4563-2007

 

e-mail: its.globaleducation@gmail.com

Home page:  http://www.global-agenda-21c.com/

 

【受講者の声】

 

評価 ★★★★★

受講した日は120分のフル模試と解説でした。少人数制で質問もしやすく、集中して取り組めました。TOEICの観点だけでなく、英語圏の文化や習慣も知ることが出来たので、長文問題の理解が深まりそうです。ありがとうございました。 

銀行勤務

 

★5つの評価基準で★★★★です。★を1個減らしたのは、解説が延長になり、2時間を超えていたので、途中少しだけ休憩が欲しかったからです。でもロングタイムの解説ありがとうございました。助かりました。

IT企業マネージャー

 

久しぶりに英語をきちんと勉強した感じです。新形式のTOEICはとても難しく、英語の実力がないと解答できない問題が多くありました。脳が劣化しないように今回のようなトレーニングが大事だと実感しました。

公認会計士

 

大学院の入学試験に一定レベル以上のTOEICのスコアが必要で今回コースに申し込みをしました。新形式問題に対応したリスニングとリーディング問題を回答する上でのポイントを学びました。今後の学習に活かしていこうと思います。

大学4回生

 

 

 

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8/23 (木)朝英語の会梅田のテーマ:サマータイムの導入について

 

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8/23(木)朝英語の会梅田で利用する記事が発表されました。翌週の新聞休刊日の影響で電子版8/6月曜日、紙版8/7火曜日発売のThe Japan Times紙(The New York Timesと2紙で210円)を利用します。テーマは現在議論になっている 東京五輪開催時のサマータイム導入に関してです。

8/9(木)朝英語の会梅田のテーマ:熱波の影響について

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Photo by Chris Galbraith on Unsplash

 7月の地震と集中豪雨の後、異様な熱波が続いています。連日35℃を上回る酷暑日が続いていますが、どうやらこの熱波に襲われているのは日本だけではなさそうです。そこで次回の朝英語の会梅田のテーマはThe Japan Times紙の7/31の記事、「熱波とそれへの対策」です。

 

Let’s discuss the heat wave

https://www.japantimes.co.jp/life/2018/07/30/language/lets-discuss-heat-wave/#.W2BGiPkzbIW

 

今日BBCPodcastを聞いていたら、欧州でも熱波の被害は大きく、日本で子供を含む大勢の死者が熱波にために亡くなったことが伝えられていました。実際、英国を含む北ヨーロッパでは通常夏でも30℃を超える日は、ほとんどなかったので、冷房を備えている事務所、店舗、住宅は少なく、これまで経験のなかった暑さ対策に大わらわです、

 

とりわけ、世界的に日本の酷暑が心配されているのが2020年の東京五輪の開催です。オリンピックの開催期間は日本が最も暑い7月24日から8月9日となっています。

 

焦点:東京五輪、なぜ真夏に開催か 猛暑で懸念高まる

https://jp.reuters.com/article/summer-olympics-tokyo-idJPKBN1KK09D

 

五輪の放映権を既に米国のメディアと契約しているIOCの要望でこの日程に決定したようですが、ぜひ日程の再考を検討してほしいものです。

 

その中で東京都が打ち出したのが、マラソン競歩、トライアイスロンなど長時間の野外でのプレーが求められる種目のスタート時間の繰り上げです。また、道路舗装に新技術を導入し、熱の照り返しによる高温化を防ぐとともに、東京都は以下の英語の文書で昔ながらの「打ち水」を提唱しています。しかし、後者の取り組みはSNS上で大きな批判を浴びました。

 

Tokyo is beating the heat in creative ways, from traditional methods to solar heat-blocking pavement. Learn more in this article about the city's heat mitigation initiatives:  

http://www.metro.tokyo.jp/english/about/tokyo/documents/tmg_spr_sum_2018_p05-06.pdf

 

しかし、一時的な対策ではなく、今後我々が真摯に取り組む必要があるのは気候変動対策と災害への備えでしょう。死者が出ている熱波だけではなく、西日本に大きな被害をもたらした集中豪雨も今後は頻繁に起こるだろうとの予測もあります。まさに「日本がフィリピン化」するともいわれているのです。

 

Deadly heat waves becoming more common due to climate change

https://edition.cnn.com/2017/06/19/world/killer-heat-waves-rising/index.html

 

過去100年の観測データが教えてくれる西日本豪雨「真の原因」と「迫り来る危険」

https://www.businessinsider.jp/post-171160

 

さらに問題なのは、災害大国であるにもかかわらず、日本ではいまだ都市計画による土地利用のコントロールや開発規制が欧米諸国と較べて貧弱なことです。そのため、多くの違法建築が放置されている実態があります。本日発表があった、神戸市の違法建築の一斉立入調査(6/25~6/29)では計33件が摘発されました。

 

神戸市内の建築物に一斉立入調査を実施(平成30年7月31日)

http://www.city.kobe.lg.jp/information/press/2018/07/20180731167201.html

 

主な内訳は以下のとおりです。

 

1.新築工事現場(主に住宅)

・調査件数 25件

・違反を指摘した新築工事現場件数 2件

2.既存建築物(不特定または多数の方々が利用するもの)

・調査件数 8件

・違反等を指摘した既存建築物件数 6件

 

厳しい自然条件を克服し、発展を続けてきた人類ですが、今我々は新たなチャレンジに直面しています。皆さんの当日の議論に期待します。